こんにちは。今日は宅配業者に関する記事です。今回この記事を書くに至った経緯は1つです。僕は宅配大手3社の仕事に従事してきた経験から思わぬ落とし穴として転送返送料金の有無についてが一般の人からすると一番認知されていない事実が多い項目だと思いました。
え!?返送転送って普通無料じゃないの?、
えっ?普通返送転送料金って有料でしょ?
と実はさまざまな認知がある方がいるのが現実です。このように二極化してしまう理由は普段利用している宅配業者に依存してしまっている可能性があります。今日はこの機会に返送転送料金の有無について大手3社を比較してい行きたいと思います。
返送転送とは
まず大前提として返送転送とは一体なんぞやというところから説明していきたいと思います。返送転送と聞くと簡単な言葉ですがまさにその通りで返送する、転送するということです。
ここの荷動きについて料金が掛かるのか?というのが今回の記事の本題です。
①日本郵政【郵便局、ゆうパック】
日本郵便の場合に返送転送料金は掛かりません。
しかも転送に関しては郵便局独自のシステム配達原簿の運用があるので事前に転送届の届け出をされていれば旧住所に送られた荷物や郵便物に関しても新住所に転送されます。
もちろんこの料金は無料です。
日本郵便の応用知識
事前に届け出をされていれば特に申し出が無くても転送されますと説明しましたが、仮に転送届を提出しなかった場合の応用編も紹介したいと思います。
もし宛所の住所の配達原簿に荷札のお名前が記載されていなかった場合には『居住確認ハガキ』というものが投函されます。
まとめると郵便局は配達原簿に記載されている住所と氏名が全てなので、適当な氏名で送っても返還されてしまう可能性が高いということになります。そのかわり返送転送の料金は無料です。
居住確認ハガキについての記事は↓
②佐川急便の返送転送料金
前項の郵便局は返送転送料金は無料と説明しましたが、次は飛脚こと佐川急便の返送転送料金のお話です。結論から言うと佐川急便では返送転送いずれも料金は掛かります。有料です。
例えば長期不在、受取拒否、住所不明等で差出人に返送される場合であっても返送は着払いでレギュラー料金の返送料が掛かります。そして転送に限ってはその営業所の管轄内での転居や代人転送には無料で転送することができますが、営業所の管轄外の転送となると別途運賃が掛かってくるので返送転送の事由が発生した場合には往復分の値段が掛かることになります。
③ヤマト運輸の返送転送料金について
ヤマト運輸にも本郵便同様、転送サービスというのが存在します。転送届をヤマト運輸に事前に届け出をされていれば転送料金は掛からずに転送されます。しかし転送届を提出されていない場合には別途転送料金が掛かることになります。
返送に関しては返送料金は掛かりません。つまり往路代の負担だけで復路分は掛からないということになります。
ゆうパック、佐川、ヤマトのメリット、デメリットは?
結論まとめとして各社のメリットデメリットについてまとめます。
ゆうパック(日本郵便)のメリット、デメリット
・転送返送の費用が無料
・転送届というサービスがあるので事前に届け出をされていれば勝手に転送される。
・配達原簿が存在するので住所や名前が他所間違えていても普通に配達される(書留や本人限定郵便は対象外)
・配達原簿が基本なので偽名やペンネーム、友人名で送った荷物は居住確認ハガキを返送しなければ荷物は届かない。
佐川急便のメリット、デメリット
・配達原簿が存在しないので、住所通りに荷物は配達される。(偽名でも基本届く)
・返送転送料金が有料なので大量出荷するお客様は返送案件が多いとコスパ悪。
ヤマト運輸のメリット、デメリット
・事前に転送サービスの届け出をしていれば転送先に無料で転送される。
・返送料金は無料
・配達原簿が存在しないので偽名や友人名でも基本届く。
・なし
まとめ
まとめになりますが結果は一目瞭然で返送転送に焦点を当てた時の最優良宅配業者はヤマト運輸です。
ヤマト→ゆうパック→佐川という結果になりました。
まず返送転送に料金がかかる佐川急便は論外で、返送転送に一切料金が掛からない日本郵便は若干融通が利かないというところで2番手評価です。佐川とゆうパックの良いとこ取りをしたヤマト運輸が最優良宅配業者となります。
今回は返送転送に関してを焦点として評価しましたが、次回は荷扱いについて大手3社を比較してい行きたいと思いますのでよろしくお願いいします。
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