転居届を出しているのに郵便やゆうパックが返還(返送)誤配されてしまった原因とは?

 

久しぶりに記事を書いていきたいと思いますが、今回はまた郵便局関係の記事です。

以前郵便関係の仕事をしていたので郵便関係のあるあるクレームやあるある問い合わせはある程度把握しているので、郵便局のホームページやよくある質問コーナーで解決しない類の質問をピックアップして解決の手助けができたらなと思っています。

郵便局の問い合わせやクレームの中でも特に多いのは転居届に関する内容です。
最近ではヤマト運輸でも転居届等のサービス展開を行っていますが、転居届といえば民営化される前からの郵便局の特質なサービスであることは間違いありません。

そもそも郵便局の転居届というモノに人それぞれ認識の違いを多く抱いていることがクレームや疑問の要因になっているのでしょう。
分かりにくいシステムであることは断言できます。なぜならば僕自身も郵便関係に仕事に従事して初めて理解したことも多くあるからです。

今回は転居届の正しい知識を教えていきたいと思います。

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転居届とは

まず転居届とは一体何なのかっていうところから説明していきたいと思います。転送届とは郵便局が提供する郵便物類(ゆうパックを含む)に関して旧住所に送付されてきたものを新住所に自動的に転送してくれるサービスです。

転送は機械的か手作業か?

いきなり応用という部分に関して説明してしまいますが、この点が後述するところに関わってくるのでご了承ください。旧住所から新住所に転送される作業が機械作業なのか人間の手作業なのかという説明になります。
これは99%手作業になります。ほぼ100%手作業です。

この1%は自動転送といいますが、実際には自動転送は1%ではなくもっと多くあります。なぜ僕がそれをあえて1%というのかが気になるとおもいますのでそこの説明もしていきたいと思います。

1%の自動転送とは?

自動転送とは機械が転送シールを自動的に張ってくれるものです。この自動転送は普通郵便のみ対応です。ゆうパックや書留は完全手作業ですので対象外です。この時点で全転送の割合としてはかなり少なくなるのですがまだ1%までにはなりません。なぜあえて1%と表現したかというと、この自動転送はシステムが不完全だからです。

改めて後述しますが転送不要郵便が転送されることはザラであり、もっというのであれば転送システムの不備で古い転送情報が反映されたり、転送情報登録のミスで相違した住所に転送されてしまうこともしばしばあります。こういった誤転送事案を考慮して正常に転送されているものだけをピックアップすると全体の1%にしかすぎません。
それでは手作業の転送は100%正確なのかという話になります。この点は次項で説明していきたいと思います。

手作業転送は機械の比べ物にならないくらい正確

手作業の転送は比べ物にならないくらい正確です。しかし手作業なので転送シールの張り間違いが多いです。しかし張り間違って誤転送されたとしても転送先の配達員がポンコツでなければ、『こんなやつ住んでないぞ!?誤転送か?』となるのが普通でもう一度転送元の局に送り返します。
なので張り間違いが1回起きてしまったとしてもそのまま誤転送の誤配が必ず起きるというわけではありません。しかしお互いの局の配達員がポンコツ×ポンコツだった末路は残念ながら誤配か永遠ループの転送です。

すなわち転送サービスというのは過信できるサービスではないということです。

 

ゆうパックは一層正常に転送されにくい

ゆうパックに関していえば書留や普通郵便に比べて圧倒的に正常転送される可能性は少なくなります。普通郵便を配達する配達員は配達原簿を頭の中に入れているので転居者や転入者の氏名住所を見ただけで正常処理することができます。
しかしゆうパックを配達する配達員に関しては配達原簿を閲覧する機会が圧倒的に少ないので、転入者、転居者の情報が頭の中に入っていないことがほとんどです。ましてや受託者という外部の配達員も多く出入りしているので伝票の住所通りに配達されるというのが基本になりますので、旧住所に誤配される可能性が非常に高くなります。

転居届の正当処理はすべての荷物(転送不要は除く)が転送対象

ゆうパックが旧住所の宅配ボックスに配達されることがもっとも多い転送クレーム事案です。先週まで住んでいたから投函したら今週引っ越していた。等あるあるすぎる問い合わせです。
しかしどんな理由であれお客様が転送届を提出した時点で正当処理は転送(転送不要を除く)なので、旧住所に配達されるようなことがあったら郵便局側の落ち度であるので旧住所の管轄郵便局へ問い合わせた方が良いです。

転居後は郵便物が正常に届いているか神経を尖らしとくべき

転居した後には重要な書類が届くことが多いと思います。転居したばかりであると旧住所に配達されてしまっている郵便物があるかもしれません。その為しっかりと届いているか、あまりにも届かなかったら先方に送付しているかの確認作業に神経質になったほうが良いです。

直ぐに先方の登録住所を新住所に変更するべし

ここが一番大切なところです。

転居届の期間は1年間です。1年後にもう一度提出すれば1年単位で延長されることになりますが、これは本来の転送届の定義とは少し違ってきます。転居届が1年間に期限されているのは1年以内に登録住所を新住所に変更してくださいねという意味合いで1年間旧住所に送付されてきた郵便物を新住所に転送しますよという意味で提供されているサービスです。1年間もあれば旧住所に送付されてきた郵便物の先方名称が十分把握できる機会にはなるのではないしょうか?

逆に1年間何も送付してこないような先方は新住所をお知らせする必要はないのでは?という1年間で設定されています。しかし強制1年間ではないので1年単位で延長が認められているわけです。

転送不要郵便は転送されません

よく勘違いする方がいるのですが転送不要郵便は何が何でも転送されません。受取人希望とか関係ありません。お客様は出荷人様なので受取人様の希望を承ることはできません。

ゆうパックが旧住所に配達された返還された理由は?

結論になってしまいますが、ゆうパックが旧住所に配達された返還された理由を箇条書きしていきたいと思います。

①転居情報が周知されていなく旧住所に不在表が入っている。
②転居情報が周知されていなく旧住所の宅配ボックスに荷物が入っている。
③転居情報が周知されていなく旧住所に不在表が投函され、留め置き期間切れになり出荷人に返送されてしまった。
ゆうパックに関しては予め先方から送付の知らせがあったものに関してはこういった点は神経を尖らしておけば解決する件だとは思いますが、もし仮にギフトだったりした場合には配達ステータスは配達完了になっているのに実際には届いてないので相手方にお礼ができず信用問題に繋がってしまうので油断はできません。

郵便物が旧住所に配達されてしまった(返還)されてしまった原因は?

郵便物に関しても上述の件と大して変わらないのですが確率に大きな違いがあります。
①本日付けの転居届書類届を未確認だった為旧住所のポストに投函してしまった。
②コース担当の配達員が長期休暇だった為、休暇中の転居届を確認せず旧住所のポストに配達してしまった。
③普段とは違う配達員がそのエリアを回っており、転居情報を認識しておらず旧住所に投函してしまった。
④転送開始日を誤って先日に転送、転居後に旧住所に投函してしまった。
⑤転出入を繰り返している方で前転居先に転送してしまった。
ゆうぱっくが10件に1件転送ミスがあるとするならば、郵便物に関しては100件に1件程度です。
郵便物に関しては配達原簿を使い毎日郵便物を組み立てている配達員なので、ゆうパックの配達員と比べて圧倒的に転送ミスの可能性は低くなります。

転送届はしっかりとサービス内容を確認してください

さいごにまとめになりますが、郵便局の転居届を利用する場合はしっかりと転居届のサービス内容を理解して利用してください。正直郵便局側の落ち度より理不尽なクレームの方が圧倒的に多いです。それでいても上述のような郵便局落ち度の転送ミスもあるのでそういった場合にはしっかりと郵便局に問い合わせましょう!

確実に改善させたいときの問い合わせ先はこちら

郵便局の不備に関して強い申告を入れたいときに、即効性のある問い合わせ先があります。

JPCC (japanpost costomer center)

問い合わせ番号に関しては記載を控えますがJPCCに入ったクレームに関しては郵便局は非常に大きなクレーム事案として扱われます。全体朝礼で局内に周知され改善策を即座に役職者含めて要求されます。惹起者ももちろん強く追及されます。

 

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  1. […] […]

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